解決事例

2023/02/12 解決事例

裁判まで争って遺留分を確保した事案

相談内容

 依頼者(先妻の子)のお父様が亡くなり、お父様のご遺産に含まれる不動産調査等のご依頼を受けました。調査を開始したところ、亡くなったお父様は、後妻(後妻との間には2名のお子さんがいました)に全ての遺産を相続させる内容の遺言書を作成しており、このままでは依頼者は一銭も受け取れないことが判明しました。 

解決内容

 直ちに、後妻に対し、遺留分侵害請求権を行使し、遺産目録の交付を求める内容証明郵便を発送しました。その後、後妻にも弁護士が就き、地方裁判所における裁判にまで発展し、遺産に含まれる不動産の鑑定等も行われましたが、最終的に、和解が成立し、依頼者は、約2000万円の解決金を受領することが出来ました。

コメント

 確かに亡くなったお父様は再婚されていましたが、実はお父様と依頼者との関係は良好であったそうです。そのため、依頼者は、お金というよりも、何故このような遺言書が作られてしまったのかということ自体に悩まれていました。最終的に、上記の通り決着し、気持ちを新たにスタートされていました。

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